既存商業施設内に水族館を建設

カワスイは、川崎駅前の商業施設「川崎ルフロン」の大幅リニューアルプロジェクトに伴い、日本で初めて既存商業施設内にオープンした水族館である。川崎ルフロン9,10階のスポーツジムをコンバージョンして都市型水族館を建設した。世界の美しい水辺をテーマに、「多摩川」「オセアニア・アジア」「アフリカ」「南アメリカ」「パノラマスクリーン」「アマゾン」の６つの展示ゾーンに分かれて69個の水槽を備え付け、世界の様々な環境に暮らす生き物を最先端の技術を駆使して展示している。

工事においては、40ｔの水を蓄える大型水槽を既存建物内に設置するため、すべてに基礎を設けて防水施工とした。商業施設が運営している中、他階の営業時間とずらす他、騒音、振動、漏水にも配慮し、施工を行なった。内部展示室にはジャングルのスコールを再現した「雨」や「霧」が降るなど仕掛けがあり、様々な想定を踏まえた上で検証を繰り返し工事した。