循環型経済社会における、個人と建築・都市のつながりを考えるーGOOD CYCLE BUILDING TALK vol2.を開催
GOOD CYCLE BUILDING TALKは、淺沼組名古屋支店を拠点に、業界を超えて循環型社会の実現に取組む様々なジャンルの方々をお招きし、つながりと共創を生むことを目的としたトークイベント。
第2回目となる本イベントでは、ゲストに名古屋支店改修プロジェクトで家具のデザインを担当していただいたTAKT PROJECT代表の吉泉聡さん、飛騨の広葉樹を生かした地域資源の活用を提案する 飛騨の森でクマは踊る代表の岩岡孝太郎さん、モデレーターにサーキュラーデザインの国際的アワード『crQlr AWARD』を主催するロフトワークより宮本明里さんをお招きし、名古屋支店改修プロジェクトの設計・施工担当者 山田幸一・岡崎紗矢を交えてクロストークを行います。
人と自然の関係性を見つめ直す、循環型社会に向けての対話
世界的に循環型経済社会の議論や実践が加速する今、改めて人間と自然の関係性を見つめ直し、個人や企業がどのように社会課題の解決に向かうか、その姿勢が問われています。
淺沼組は名古屋支店改修プロジェクトにおいて、『crQlr AWARD 2022』アーバニズム賞を受賞しました。本賞は、循環型経済を目指す社会や個人に新たな視座を与える、独自性と将来性のあるプロジェクトを発見・支援することを目的としたグローバルアワードです。
本賞の受賞を記念してGOOD CYCLE TALKを開催し、循環型経済社会における建築の役割・ポジションに注目しながら、人と人、地域と都市をつなぐ建築のあり方、人と自然の循環を育む建築の役割について考えます。
循環型経済社会における、個人と建築・都市のつながりを考える
- 開催日時:2023年5月26日(金)15:30-17:30
- 会場:淺沼組名古屋支店・オンライン配信
- 申し込み方法:PEATIXよりお申し込みください https:// gcptalk02 .peatix.com
※オンライン配信のみ受け付けております - 参加費:無料
SPEAKER
吉泉聡 / Satoshi Yoshiizumi
TAKT PROJECT代表 デザイナー
既存の枠組みを揺さぶる実験的な自主研究プロジェクトを行い、ミラノデザインウィーク、デザインマイアミ、パリ装飾美術館、21_21 DESIGN SIGHT、香港M+など、国内外の美術館やデザインの展覧会で発表・招聘展示。その研究成果を起点に、様々なクライアントと「別の可能性をつくる」多様なプロジェクトを具現化している。
Dezeen Awards 2019(イギリス)にて「Emerging Designers of the Year」に選出、Design Miami/ Basel 2017(スイス)にて「Swarovski Designers of the Future Award」に選出など、国内外のデザイン賞を多数受賞。3つの作品が、香港M+に収蔵されている。
iFデザイン賞審査員(2023年)、グッドデザイン賞審査委員(2018年-)。東北芸術工科大学客員教授、武蔵野美術大学基礎デザイン学科非常勤講師。21_21 DESIGN SIGHT企画展「Material, or 」の展覧会ディレクターなども務める。
岩岡孝太郎 / Kotaro Iwaoka
1984年東京生まれ。千葉大学卒業後、建築設計事務所で勤務。その後、慶應義塾大学大学院(SFC)修士課程修了。2011年、“FabCafe”構想を持って株式会社ロフトワークに入社。2012年、FabCafeをオープン、ディレクターとして企画・運営する。2015年、株式会社飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ)の立ち上げに参画し、2016年FabCafe Hidaをオープン、2019年より現職。
宮本明里 / Akari Miyamoto
株式会社ロフトワーク Layout シニアディレクター
学生時代に能登半島で御祓川大学の立ち上げを行うなど、ひととまちの関わり方に興味を持ち、都市計画のコンサルタント会社に入社。まちづくりの事業計画や構想立案等に取り組む。「まちの魅力を司るのは個人や企業の創造的な活動」という意識から「共創の場づくり」を実践するべく、2018年にロフトワークに入社。プライベートでは、地域と10代をつなぐ古本屋「暗やみ本屋ハックツ」を設立し、各地の本にまつわる企画のサポートを行っている。人が集まる場のコミュニティ設計、コミュニティの接点を作ることが得意。
PROGRAM
第1部 プレゼンテーション
15:30-15:35 オープニング
15:35-15:45 株式会社 ロフトワーク 宮本明里 crQlr AWARD概要
15:45-16:05 TAKT PROJECT 吉泉聡 淺沼組名古屋支店改修PJ・東北リサーチなど、自然と向き合う循環型デザインの実践
16:05-16:25 飛騨の森でクマは踊る 岩岡孝太郎 地域資源を生かした都市・建築の循環デザイン。飛騨の広葉樹を生かした建築や家具
16:30-16:40 休憩
第2部 クロストーク
16:40-17:10 テーマ「循環型経済社会における個人と建築・都市のつながりを考える」
モデレーター 宮本明里 TAKT PROJECT 吉泉聡 飛騨の森でクマは踊る 岩岡孝太郎 淺沼組 山田幸一 淺沼組 岡崎紗矢
17:10-17:20 質疑応答
17:20-17:25 クロージング
PROJECT
GOOD CYCLE BUILDING TALK
総合建設会社の株式会社淺沼組が推進する「人間にも地球にも良い循環を生む」環境配慮型リニューアル事業『ReQuality』。そのフラッグシップとして、GOOD CYCLE BUIILDINGは2021年9月に竣工しました。築30年の名古屋支店の改修にあたり、既存の躯体を生かし、新たに加える素材はできるだけ自然素材を用いることで、人工・自然の資源を循環しながらウェルビーイングなオフィスの実現を目指しました。
環境・社会課題は一社の取り組みだけでは解決は難しく、他社・地域社会の共創で取り組まなければいけません。淺沼組は「建設業から、循環型経済社会の実現を目指す」ことをテーマに、都市や社会の仕組みを考えるため、情報発信・コミュニティ形成を図ります。
GOOD CYCLE PROJECT
『人間は自然の一部になれるだろうか?』 人間にも地球にも、よい循環を建設できなければ、建設業の未来はない。そう考える淺沼組は「GOOD CYCLE PROJECT」を立ち上げ、新しい素材や技術の開発、サービスの提供などに取り組んでいます。
crQlr AWARD
株式会社ロフトワークとFabCafe Globalが主催する、循環型経済をデザインするプロジェクトやアイデアを募集するグローバル・アワード。国内初の“サーキュラー・デザイン*”分野のアワードとして、2021年にスタートしました。循環型経済の実現を目指す⼤規模なプロジェクトから計画中のアイデアまでを募集し、審査・表彰するとともに、持続可能な経済システムづくりを目指すプレイヤーたちが業界や国を超えてつながることで、新たな価値を創出するコミュニティの形成を目指します。
※ サーキュラー・デザインとは…循環型経済(サーキュラーエコノミー)を目指す、製品やサービスのデザインのこと。デザインは仕組みの設計も含む。
<運営>
主催:株式会社淺沼組
協力:株式会社ロフトワーク FabCafeNAGOYA
<お問い合わせ先>
株式会社淺沼組 GOOD CYCLE BUILDING TALK 運営事務局
gcp@asanuma.co.jp
GOOD CYCLE BUILDING TALK vol.1 アーカイブ
第1回目は、淺沼組名古屋支店改修プロジェクトの関係者・クリエイターを招き、環境配慮型リニューアルの取り組みについて振り返り、循環型社会の実現に向けての想いを語る、オンライントークイベントを開催しました。
SPEAKER: 川島範久(建築家)/ 吉野銘木製造販売(貝本拓路)/左官株式会社(久住直生)
TAKT PROJECT(本多敦)/ GREEN SPACE(辰己耕造)/ Oryza (藤原駿朗)/CHIPS(永島和弘)/ KSAG(境洋一郎)/ 八幡工業(八幡吉彦)/ 堤有希 /淺沼組代表取締役社長 浅沼誠 / 淺沼組名古屋支店 長谷川支店長・水野現場所長・山田副所長・坂野設備課 / 淺沼組技術研究所 石原所長・立松和彦・森浩二・山﨑順二・松井亮夫・今井琢海 ほか